【読書感想言わない文】八甲田山 死の彷徨

八甲田山 死の彷徨」(新田 次郎)

 

努力家は成功するが、

苦労家は失敗する。

 

両者の違いは、

やり方が正しいか

やり方が正しくないか

である。

 

「昨日は3時まで勉強したよ!」

とか

「英単語を50回ずつ書いたぜ!」

とか

勉強に関する武勇伝的なことを宣う輩は

うちの塾内にもわんさか湧いてくる。

 

こんな話を聞いたときは

肯定も否定もしない。

 

それで成果が出るのかどうかが大切だろう。

結果、成績があがれば「よく頑張ったね!」、

結果が変わらないもしくは下がるようなら

「このバカめ!」と全力で罵る。

 

能の世界の守破離を持ち出すまでもないが、

こちらは教えるプロとして、

基本的な(かつ効果的な)勉強方法を教えているのだから

それをしっかり守って成果を出すことに集中すれば良い。

 

プロセスの中で自己流にアレンジしたり

新しい方法を編み出したりなんてことは

いずれ自然発生的に出てくるものだよ。

 

 

さて、「八甲田山 死の彷徨」。

日露開戦を想定するときに、

ロシアの極寒地の攻略は大きな課題であった。

そこで真冬の八甲田山で2隊が行軍訓練をすることになる。

神田大尉が率いる青森5聯隊と

徳島大尉が率いる弘前31聯隊である。

 

前者は199名の死者を出し、

後者は死者0名、無事210キロの行程を踏破する。

 

詳しい内容には触れずにおくが、

生死を分けたのは、「情報収集」とそれに伴う「事前準備」、

最後は指揮官の「決断」(もしくは「見栄」)の差であった。

 

未知との闘いとは、

先を見通せない恐怖との闘いでもある。

 

ただし、問題を一つ一つ切り分けていくと

そのそれぞれの道に熟知している人がいるものだ。

 

その人から情報を引き出し「正しいやり方」を教わる。

それに併せて必要な準備をする。

 

そうしなければ、

いずれ恐怖に呑まれ間違った決断をするだろう。

引き返すことも出来ずに、死を待つのみである。

 

 

前期期末試験の結果が出揃ったが、

笑顔で帰ってきた生徒が多かった。

 

中1英語は塾内平均が95を超え、

中3英語も半数が90点台だった。

中2英語も点数としては印象が悪いが

学校の平均点から考えれば健闘したと言える。

 

正しいやり方で努力をすれば、

必ず良い結果が出る。

 

次回も期待しているよ。