【読書感想言わない文】しゃばけ

しゃばけ」(畠中 恵)

 

表題の「しゃばけ」は、妖怪小説である。

 

妖怪小説と言うと、まっさきに京極夏彦氏が浮かぶが、

彼の描く「京極堂」シリーズは、ミステリー小説であり、

本物の「妖怪」は出てこない。

 

この世に不思議なものなど何もないというスタンスであり、

事件や不思議な現象などに妖怪の名を「便宜上」付けた上で、

その憑き物を落とすという手法で事件を解決に導く。

 

しゃばけは、ファンタジー小説であり、

登場人物として「妖怪」がそのまま出てくる。

不思議なことは不思議なまま、

空気のようになじんでいる。

 

妖怪の視点からも人間のことが語られることもあり、

なるほど人間だって「不思議」な生き物なのだなと

気付かされる。

 

さて、明後日から前期期末試験が始まる。

試験前にもかかわらず、

やらなければならないことをやらない人間のいる不思議。

 

 

少々手荒な方法で憑き物を落とさねばならないようだ。