【読書感想言わない文】風が強く吹いている

「風が強く吹いている」(三浦しをん

 

この時期になると、受験生の中には

死に物狂いで勉強をする生徒が出てくる。

そういう生徒は、周りをいい意味で刺激してくれるので

我々としては大変ありがたい。

 

勉強時間に比例して成績が上がる、

というほど世の中は甘くないが、

圧倒的な勉強量をこなしてきた生徒が

その後も成績が変わらないなんて例は

見たことがない。

 

一日や二日、半日以上勉強したところで

その程度の努力であれば誰にでもできるが、

これをひと夏続けてこれを継続できれば

ライバルは絞られてくる。

 

さて、「風が強く吹いている」(三浦しをん)は、

箱根駅伝をテーマにした物語である。

 

作中、残された短い時間の中で

効率よく走力を上げるためのメニューを

取り組んでいるシーンがある。

 

が、

 

効率よくとは言いながらも、

各人のレベルに合わせてかなりの練習量をこなしている。

 

「効率よく」とは、練習量を削るためのものではなく

本番を想定して、必要とされるスキルを磨くための

「工夫」を指すのだろう。

 

勉強量を確保した上で、

今の自分に必要なものは何か、

足りないものは何かを考えて、

工夫を重ねて効率も上げてほしい。