【読書感想言わない文】ジェノサイド

「ジェノサイド」(高野 和明)

 

光陰矢のごとし。

新学期が始まったと思ったら

すぐそこまで前期中間試験が迫ってきている。

と感じている生徒も多いと思う。

 

一方で着実に試験対策を進めている生徒もいる。

 

この違いは、未来に対する想像力の違いと言えるかもしれない。

 

年間行事予定表に掲載されている各定期試験の日程を見る。

自分の成績を具体的にどの程度上げたいのか目標を決め、

試験でどの程度の成果を残すべきなのかを考える。

試験の日程から逆算し、

いつまでにどの程度の実力を付ける必要があるのか。

実際に勉強に充てられる時間はどの程度なのか、

試験前後で提出すべきものがあるならば計画的に備え、

直前になって「提出のための作業」の発生を防ぐ。

 

などなど、試験に向けて様々な角度から想像をめぐらす。

 

そして現状と理想とが乖離しているならば

必死に差を埋める行動を取る。

 

そういうことが出来る子は、やはり強い。

 

無論、これが出来る生徒は少ないことは分かっている。

少ないから、我々も日々メッセージを送り続けるし、

出来る生徒のやり方やペースを真似していく中で

成長していって欲しい。

 

さて、「ジェノサイド」(高野 和明)。

ジェノサイドとは「大量殺戮」の意味であり物騒なタイトルである。

 

この小説には、人類滅亡を引き起こす可能性のあるシナリオを考察し、

それをまとめたレポートが出てくるのだが、

この内容が非常に興味深い。

 

未来に対する想像力が桁外れである。

 

 

人間と他の動物とで決定的に違う部分の一つは、

様々な「未来」を想像できるということだろう。

過去の失敗や経験から、それを未来に活かす程度のことは

他の動物でもできる。

ただしゼロから思考・想像を重ねて、それを実現させていくことは

他の動物には真似が出来ない。(はず。)

 

未来を想像できない以前に、

失敗からも学べないようでは、

半人前と言われて当然である。