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【読書感想言わない文】ふくわらい

読書感想言わない文

「ふくわらい」(西 加奈子)

 

いよいよ私立の推薦入試も本格的にはじまった。

 

公立高校と異なり、私立高校は各校独自の問題が出される。

それぞれ程度の差はあるものの出題の傾向は分析できる。

しかし、出題傾向に過度にこだわる必要はないと思っている。

 

例えば英語。

中学3年までに習得すべき内容が完璧であれば、

どのような問題が出されても答えることができる。

 

十分な単語力と熟語力を身に付け、

文法を深く理解し、英作文への自己確認が出来、

長文読解におけるスピードと正確さを磨き、

弱形・強形をはじめリスニングに関する技能を完成させる。

 

そういったあたりまえのことを徹底して取り組めば

ライバルに大きく水をあけられることなどない。

 

「○○高校の英語」などという英語は世の中に存在しない。

その高校が独自につくった新しい文法だとか、

その高校の問題だけに出てくる単語や熟語なんてものは存在しない。

出題傾向とはすなわち、「問い掛け方の違い」なのであって、

どのように問われるのかさえ分かっていれば戸惑うことはない。

 

※もちろん一部の難関校などでは中学の範囲から逸脱したものが

出されることがあるのでその場合は対策が必要だろう。

 

誠実に勉強して来た者には、ゆるぎない実力が備わってきている。

平常心で臨めば、大丈夫。健闘を祈る。

 

さて、「ふくわらい」(西加奈子)であるが、

主人公はかなり特殊な設定の人物であるので、

作品全体の評価は割れているようだ。

 

ただ、この主人公は非常に誠実な人間として描かれており、

その誠実であろうとする姿に、

誠実になりきれない人間は鈍い痛みを覚えるのだろう。

 

周りからは一見「変な人」であっても

何事にも誠実に向き合い続ければ、いずれ認めてもらえる。

 

これからも誠実に仕事をしていこう。

中学生の君たちも誠実に勉強してくれ。