【読書感想言わない文】十角館の殺人

十角館の殺人」(綾辻 行人)

 

漢字が苦手という生徒は意外と多い。

 

形声文字」という言葉はまだしも、

漢字の旁(つくり)で

ある共通する音を表すことを知らない生徒が

まあ多い。

 

陽(よう)、楊(よう)、揚(よう)、、

場(じょう)、腸(ちょう)、暢(ちょう)・・・

 

共通する旁(つくり)は「昜」である。

どれも同じ音や近い音で読む。

「昜」、これ自体も「よう」と読む。

 

このように旁(つくり)で音を表す文字を

形声文字という。

 

だから

「瘍」という文字を目にしても

ああ、「よう」と読むのだろうなと見当がつく。

 

しかし、以上のことは

あまりにも常識すぎる話なので

このように文章に起こすのも恥ずかしい。

 

しかし、知らなかった生徒からすれば

まさに目からウロコ状態。

「あ~そうなんだっ!!」

と無邪気な反応を示す。

学校教育の闇を感じずにはいられない。

 

「鍚」も「よう」と読むが

鍚杖は「しゃくじょう」と読む。

こうして例外が現れたときには

悔しさを噛み締めながら覚えればよい。

 

さて、「十角館の殺人」(綾辻 行人氏)であるが、

今から30年近くも前に世に出たものとは思えない、

とんでもない仕掛けが施されている。

目からウロコがボロボロ取れた。

悔しい。

これが氏のデビュー作なのだから恐ろしい。

 

さて、「十角」は本来「じっかく」と読むが、

この作品名としては「じゅっかく」と読むそうだ。

 

悔しさを噛み締めながら覚えた。