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【読書感想言わない文】永遠の0

永遠の0」(百田 尚樹)

 

夏と言えば

海、山、という生活を送っていた。

 

生っ白い体を焼こうとして

テントの前にシートを敷いて寝転がり

ぐうぐう眠った。

案の定

全身水ぶくれになり

しばらく寝返りを打てなかった。

 

クワガタに挟まれたらどんぐらい痛いのか

試しに指に・・と、

ひどく後悔したこともある。

 

キャンプで使った鍋を洗うのが面倒で

そのまま物置にぶち込んだこともある。

しばらくして蓋を開けてみると

見たこともない色の黴が跋扈していた。

 

夏休みの宿題なんぞは

たいてい最終日あたりに慌てて片付けてたし

当然ながら大した仕上がりにはならない。

 

間抜けな小学生だった。

 

小学5年の夏。

その年も自由研究 を慌てて片付けようと

図書館に駆け込んだ。

残された時間は僅かだから

大がかりなものは望めない。

いっそ、どこかの国のガイドブックを

レポート用紙に丸写ししてしまおうと手にしたのが

スペインの本だった。

 

地中海。

真っ青な空。

強い日差し。

それに負けないように白く塗られた

どこまでも続く街並み。

 

その写真に心を奪われて

建築の勉強をしたいと思った。

こんな美しい町を作ってみたい、

そのための道筋である。

 

そこからは

勉強が好きになった。

 

単純な性格なのだ。

今も昔も。

 

さて、「永遠の0」(百田尚樹氏)。

私が間抜けで呑気な幼少時代を過ごせたのも

ふわふわした夢を抱くことが出来たのも

先人たちが「平和」な時代を築いてくれたからこそ。

 

まさに、有難いことなのだ。

 

夏、

勉強に気合いが入らない生徒は

一度読んでもらいたい。

 

勉強を出来ることが

どれだけ有難いことなのか

分かる。