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【読書感想言わない文】東京すみっこごはん

読書感想言わない文

「東京すみっこごはん」(成田 名璃子)

 

うちの塾では、

格闘技の道場よろしく

「心・技・体」の充実の大切さについて

話すことがある。

 

英文法や数学の解法などの

技術を身に付けることは

勉強の第一歩だ。

 

そこに組み合わせる単語や熟語などを覚える、

時制や他の文法との複合に気を配る、など

二歩目、三歩目・・と道のりは長い。

 

ここで、時間の経過とともに

心にも変化が起きることがあることにも

注意をしなければならない。

 

家族や友達など関わる人間の数が増えれば、

その中で良いことも悪いことも起こる。

そのときどきの気持ちの変化に左右されて

勉強をしたりしなかったり、

机に向かっていても集中していなかったりしてては、

それまでの歩みを無駄にしかねない。

 

また、

健全な魂は、健全な肉体に宿るというように、

肉体の好不調は、脳の働きに直結している。

試験時にひどい風邪をひいてしまって

実力を発揮できずに涙を飲むといった例は

古今東西よく耳にすることだ。

 

体を壊したり体調を崩したりしては、

いくら「技」や「心」があろうと

まともな勝負は出来ない。

 

つまり、

心技体の中でも、

とりわけ「体」の部分の充実は重要なのである。

 

「体」の充実を図るためには

運動・睡眠はもちろん大切であるが、

食事も忘れてはならない。

 

運動をしようが、睡眠をとろうが、

口にするものの質・量・バランスが崩れていれば

好調を維持することは難しい。

 

ただし、

食べたいものを極限まで我慢したり

栄養重視で好きでもないものを飲み込んだり

そんなストイックになる必要はないと思う。

 

食べることの喜びを忘れるような食べ方は

止した方がいい。

 

さて、「東京すみっこごはん」(成田名璃子氏)であるが、

これはルームシェアならぬ、

キッチンシェア(”共同台所”)を舞台とした話である。

知らない者同士が集まり食事を作り

それを食す。

 

過去に無い舞台設定であるが、

食べることの喜びとは何なのかを気付かされ、

晩ご飯が待ち遠しくなること請け合いである。