【読書感想言わない文】八甲田山 死の彷徨

「八甲田山 死の彷徨」(新田 次郎) 努力家は成功するが、 苦労家は失敗する。 両者の違いは、 やり方が正しいか やり方が正しくないか である。 「昨日は3時まで勉強したよ!」 とか 「英単語を50回ずつ書いたぜ!」 とか 勉強に関する武勇伝的なことを…

【読書感想言わない文】ゼロの激震

「ゼロの激震」(安生 正)明日で前期期末試験も終わる。最後の最後まで、 為すべきことを為し、 成すべきことを成す。言うは易し、行うは難し。しかし、どうせ駄目だろう、 努力しても無駄だろうと言って、 まだ見ぬ失敗を恐れて、 失敗したときの言い訳の為…

【読書感想言わない文】しゃばけ

「しゃばけ」(畠中 恵) 表題の「しゃばけ」は、妖怪小説である。 妖怪小説と言うと、まっさきに京極夏彦氏が浮かぶが、 彼の描く「京極堂」シリーズは、ミステリー小説であり、 本物の「妖怪」は出てこない。 この世に不思議なものなど何もないというスタ…

【読書感想言わない文】潮騒

「潮騒」(三島 由紀夫) 小中学生向け学習塾・満点道場を設立して、 本日で丸5年となった。 教室として借りたアパートの一室は その日にトイレの水漏れが起きるほどボロく、 生徒数もわずか3名でのスタートだったため、 入って来る月謝よりも出ていく金額…

【読書感想言わない文】植物図鑑

「植物図鑑」(有川 浩) 建築史という観点から仏教を見てみると、 各宗派ごとの建築の様式や建物の配置の違いに、 教義に基づく建築哲学を感じることができる。 密教系の寺院では様々な種類の結界が幾重にも張られている。 (自然や法具などの目に見えない…

【読書感想言わない文】関ケ原

「関ケ原」(司馬 遼太郎) 満点道場に通う生徒たちの中学校はいずれも二期制である。 三学期制だった私からすると、 この二期制はいまだにしっくりこない。 理由は、期の途中で長期休暇が入ることにより 弊害が発生するからである。 三学期制では1学期の期…

【読書感想言わない文】鹿の王

「鹿の王」(上橋 菜穂子) 学習塾の講師という仕事柄、 物事を分かりやすく伝えたいと思っているし、 そう出来るように日常的に心掛けている。 目にするもの耳にするものの中で、 「なるほど納得!」という説明に出会えば、 それを吸収しようとするし、 そ…

【読書感想言わない文】図書館の魔女 烏の伝言

「図書館の魔女 烏の伝言」(高田大介) 筋トレを始める上で ダンベルを購入する方も多いと思う。 そして、マメに筋トレを続けていると、 あっという間に購入したダンベルの最大重量を 持ち上げられるようになってしまうものである。 そうなってくると、負荷…

【読書感想言わない文】風が強く吹いている

「風が強く吹いている」(三浦しをん) この時期になると、受験生の中には 死に物狂いで勉強をする生徒が出てくる。 そういう生徒は、周りをいい意味で刺激してくれるので 我々としては大変ありがたい。 勉強時間に比例して成績が上がる、 というほど世の中…

【読書感想言わない文】午後からはワニ日和

「午後からはワニ日和」(似鳥 鶏) 夏期講習が始まった。 学校が休みになると、起床時間が遅くなる生徒が多い。 いつもより多く眠りたい気持ちはよく分かるし、 そんな日がたまにはあってもよいとも思っているが、 基本的には、いつも通りの時間に起きるべ…

【読書感想言わない文】ブレイブ・ストーリー

「ブレイブ・ストーリー」(宮部みゆき) 間もなく暑くて熱い夏がやって来る。 以前、職場の上司が朝礼で 「暑いから、寒いからと言って 成果に影響があって良いわけがない。」 と営業部員たちに話していた。 仕事は仕事。 やるべきことはやってあたりまえ。…

【読書感想言わない文】本日は、お日柄もよく

「本日は、お日柄もよく」(原田 マハ) 前期中間試験も終わり、 三年生は修学旅行もあって、 ほんわかふんわりした雰囲気が漂う 今日この頃。 メリハリ大事だからね。 テスト明けに鬱憤を晴らすのは良いことだけど。 もう一度言うけど、 メリハリ大事だから…

【読書感想言わない文】ジェノサイド

「ジェノサイド」(高野 和明) 光陰矢のごとし。 新学期が始まったと思ったら すぐそこまで前期中間試験が迫ってきている。 と感じている生徒も多いと思う。 一方で着実に試験対策を進めている生徒もいる。 この違いは、未来に対する想像力の違いと言えるか…

【読書感想言わない文】烏に単は似合わない

「烏に単は似合わない」(阿部 智里) 4月に入り、今日で春期講習も最終日である。 入学・進級し、新たな環境で最高のスタートを切れるよう、 短い時間ではあるが、とっておきのエッセンスを凝縮して渡してきた。 新中学一年生クラスで アルファベットをき…

【読書感想言わない文】64(ロクヨン)

「64(ロクヨン)」(横山 秀夫) 2月末に、神奈川県公立高校の合否が発表された。 満点道場は見事、全員合格。 合格圏外からもギリギリまで粘って勝ち取った生徒もいる。 ひとまずはお疲れ様。残りの中学生活を楽しんで下さい。 でも、高校入学はゴールでは…

【読書感想言わない文】探偵の探偵

「探偵の探偵」(松岡 圭祐) 神奈川県では原則全ての公立高校入試で面接が行われる。 そして多くの高校で、 調査書(内申点)4:学力検査4:面接2の割合(※)で評価される。 かなりエグイ。 (※比率が異なる高校もある。また別途特色検査や実技検査を行…

【読書感想言わない文】ふくわらい

「ふくわらい」(西 加奈子) いよいよ私立の推薦入試も本格的にはじまった。 公立高校と異なり、私立高校は各校独自の問題が出される。 それぞれ程度の差はあるものの出題の傾向は分析できる。 しかし、出題傾向に過度にこだわる必要はないと思っている。 …

【読書感想言わない文】有頂天家族

「有頂天家族」(森見 登美彦) 受験生へ 古来より、日本では「節目(ふしめ)」を大事にしてきました。 何を決意し始めるにしても、 いつ始めたのか、その始点となる日がうやむやになると どれだけ続けてきたか把握しづらいだろうから、 覚えやすい節目を選…

【読書感想言わない文】図書館の魔女

「図書館の魔女」(高田 大介氏) 先週は宮崎中で、今週は宮前平中で後期中間試験。 みな必死に勉強している。 しかし、これまで以上に苦しんでいる生徒が多い。 そうとう勉強が得意な生徒からも、 今までのような余裕は感じられない。 前回の試験からの短い…

【読書感想言わない文】超高速!参勤交代 / 超高速!参勤交代リターンズ

「超高速!参勤交代」 「超高速!参勤交代 リターンズ」(土橋 章宏) 歴史の勉強をするときに、 教科書の文字をただ追っていても 眠くなるだけだという生徒は 楽しむための工夫が足りないと思う。 マンガで歴史を押さえるのも手だし、 歴史の登場人物のプロ…

【読書感想言わない文】十角館の殺人

「十角館の殺人」(綾辻 行人) 漢字が苦手という生徒は意外と多い。 「形声文字」という言葉はまだしも、 漢字の旁(つくり)で ある共通する音を表すことを知らない生徒が まあ多い。 陽(よう)、楊(よう)、揚(よう)、、 場(じょう)、腸(ちょう)…

【読書感想言わない文】沈黙

「沈黙」(遠藤 周作) 今日は、朝から模試を行っている。 中3の内申点を確定させるための最後の戦いとして 来週に試験を控えているからである。 試験で狙われやすい問題を中心に、 当塾の教師たちが腕によりをかけて作る模試。 ここで高得点を取れる生徒は…

【読書感想言わない文】震える牛

「震える牛」(相場 英雄) 10月10日、体育の日である。 東京五輪の開会日をこの日にしたのは、 統計上10月10日が最も晴れやすい日だったからだ! と聞いて育ったが、 実は10日は晴れの特異日ではないそうである。 スポーツの秋。 私は季節に関係…

【読書感想言わない文】旅のラゴス

「旅のラゴス」(筒井 康隆) 私は一時期、旅をすることを仕事にしたことがある。 それは日本に住む外国人に会いに行く旅だ。 日本語は難しい。 これは国籍問わず、色んな外国人から聞こえてくる声だ。 まず、文字。 表音文字である「ひらがな」「カタカナ」…

【読書感想言わない文】精霊の守り人

「精霊の守り人」(上橋 菜穂子) 夏休み直後の前期期末試験を終え、 点数が大幅にアップしている生徒が続出している。 一方で、いまいち伸びなかった生徒もいるし、 中には点数を下げてしまった生徒もいる。 反省すべきは反省し 課題を克服していくのみだ。…

【読書感想言わない文】後妻業

「後妻業」(黒川 博行) 夏期講習が終わった。 私たちが塾を営んでいるエリアでは 夏休み明けに前期期末試験が行われる。 その為、中学3年生の夏期講習では 「受験対策」と並行して「期末試験対策」を行っている。 どちらも妥協できない、大切なものだ。 …

【読書感想言わない文】八日目の蝉

「八日目の蝉」(角田 光代) 蝉の寿命は七日、ではない。 土中で幼虫として数年を過ごすし、 地上に出て成虫となってからも 実は七日以上生きることが多い。 儚いものの代名詞として用いるときに 七日という数字がちょうどよいのかもしれない。 7は、素数…

【読書感想言わない文】人間失格

「人間失格」(太宰 治) カナダ出身で「アメリカの恋人」と呼ばれた 女優メアリー・ピックフォード(1892-1979)は 年間100万ドルを稼いだ最初の女優であったし 自分で自分の映画を世に出した最初の女優であった。 つまり 当時の成功者の一人である。 しかし…

【読書感想言わない文】船を編む

「船を編む」(三浦 しをん) 中3の漢文の授業で「論語」を扱っている。 「子曰く」から始まるアレだ。 論語は、孔子と弟子たちの言行を記録したものである。 倫理や道徳を説き、理想的な社会をつくろうとした孔子の教えは 今日の日本人にも大きな影響を与…

【読書感想言わない文】永遠の0

「永遠の0」(百田 尚樹) 夏と言えば 海、山、という生活を送っていた。 生っ白い体を焼こうとして テントの前にシートを敷いて寝転がり ぐうぐう眠った。 案の定 全身水ぶくれになり しばらく寝返りを打てなかった。 クワガタに挟まれたらどんぐらい痛いの…